プライベート・アセット投資になぜフレックスストーンが選ばれるのか？

エリック・デラム、CEO

フレックスストーン・パートナーズ

株式市場で上場されていない資産、つまりプライベート市場に、機関投資家や個人投資家の方が投資する理由はたくさんあります。

プライベート・アセットに投資する主なメリット

• 好パフォーマンスの可能性：
  非流動性プレミアムと追加のアルファを、長期かつ積極的な保有によって獲得できるのが、プライベート・アセットへの投資の特徴です。
• 分散投資：
  投資家は膨大な投資機会にアクセスできます。またこれまでの実績から、分散されたポートフォリオにプライベート・アセットを追加することで、リスクとリターンのプロファイルを改善させる傾向が確認できます。
• 低いボラティリティ：
  通常プライベート・アセットは、四半期ベースで割引キャッシュフローなどを元に評価されます。バリュエーションは、公開市場で取引されている資産よりもボラティリティが低い傾向にあります。
• アクティブ投資戦略：
  プライベート・アセットのファンド・マネージャーはハンズオンで経営に関わり、株主権を代表することも多くあります。このことから、投資家と経営者の利害関係の多くの問題が解決されます
• ESGの観点*¹：
  長期投資の視点により、投資家はESGの実践に積極的に関与し、影響を与えることができます。

もちろん、メリットにはリスクも伴います。

• 非流動性：
  プライベート・アセットは、資金調達に特別なスキルが必要であり、売却がより困難な長期投資です。
• コスト：
  プライベート・アセットの商品は、通常、上場商品と比べて手数料が高くなります。個人投資家にとっては、一般的な最低投資金額でも、高額すぎるものでした。
• 複雑性：
  プライベート・アセット投資には、金融市場に関する深い知見と広範なリソースとプロセスを理解した専門家が必要です。
• 標準化：
  プライベート・アセットは非上場の資産ゆえに、バリュエーションやレポーティングの頻度は多なく、内容もより複雑で、標準化されていません。

投資家の皆様がプライベート市場で最良の投資機会を選択して投資できるように、フレックスストーンのような専門の運用会社の存在が必要なことがご理解いただけると思います。

今後のプライベート市場をどう見ていますか？

この世界はプライベートです。私たちは、今後、プライベート・アセットには大きな投資機会があると強く信じています。特に株式市場では、世界の企業の80％以上が上場していません*²。つまり、プライベートなのです。プライベート・エクイティ・ファンドは実態経済に不可欠なエクイティファイナンスの機会を提供しています。しかし、運用中のプライベート・アセットの総額は、世界規模に公開取引されている企業の一部にしかすぎません。

その証拠に、プライベート・アセットは、近年着実に成長しており、その傾向に変化は見られません。加えて、プライベート・エクイティは現在、資金調達のほぼ半分が個人投資家に開放されています。エバーグリーン型やオープエンド型のような柔軟な設計の商品や、Eltif2.0のような制度が導入されれば、投資家はよりプライベート市場にアクセスしやすくなるでしょう。私たちは、個人投資家の資金がプライベート・アセットに流入することで、成長が促進されることを期待しています。

フレックスストーンの特徴はなんですか？

フレックスストーンには、いくつかの特徴があります。

一つ目は、お客様と緊密に連携していることです。当社の運用資産残高の75％以上*²は、特定のお客様との緊密な協力体制のもとに構築されたテイラーメイドのポートフォリオであり、エバーグルーン型のSMAとして継続運用しています。現在、フレックスストーンの各メンバーは、自分自身をお客様の投資チームの一員であるとみなしています。

第二に、中堅・中小規模の市場に焦点を充てていることです。私たちは、プライベート市場において中堅・中小規模市場のスペシャリストです。プライベート市場のこのセグメントに光を充てフォーカスすることで、より多くの価値を生み出すことができると信じています。

第三に、良好な運用実績*³です。500近くのファンドをポートフォリオで運用しており、2008年以降に完了した190超の共同投資案件、70超のセカンダリー取引の実績があります*²。様々な市場のサイクルを通じて、投資家の方々やポートフォリオ内の企業に価値を提供してきました。

第四には、私たちが真にグローバルな企業でありながら、現地に根差した運用を行っていることです。プライベート・アセットでは、GPとLPの双方の緊密な関係が投資へのカギとなります。プライベート・アセットに25年以上の経験を有する60人近くのチームとともに、パリ、ジュネーブ、ニューヨーク、シンガポールでの拠点を通じ、世界中で投資機会を提供できるよう効率的なネットワークを構築してきました*²。

フレックスストーンは、あらゆるタイプの投資家にプライベート・アセットへの投資機会を提供しているのも大きな特徴です。機関投資家の間では、当社のプライベート・エクイティ・マネージャーとしての確固たる地位は認知されています。一方で、現在は、個人投資家がプライベート市場への投資を必要としている時代です。それを可能にするため、フレックスストーンでは現在、個人投資家がプライベート市場に投資しメリットを享受できるようなソリューションを設計しています。

最後に、私たちフレックスストーンは、1兆3000億の運用資産を有し、15社超のグループ運用会社を擁する、世界最大級の資産運用会社ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの一員です*⁴。

*¹　ESGインテグレーションとは、投資分析および意思決定にESG課題を組み込むことを指します。ESGインテグレーションのアプローチはファンドによって異なります。ESG要因のインテグレーションは、必ずしも投資手段がESGにプラスの影響をもたらすことを目指していることを意味するものではありません。

*²　出所：フレックスストーン・パートナーズ　2024年6月30日現在

*³　過去の運用実績であり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。

*⁴　出所：ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ　20204年6月30日現在